「仮面うつ病」は、日常生活のなかでの患者さん本人の意欲や気分に支障が見受けられないにもかかわらず、「腰痛」「肩こり」「眼精疲労」「胃の不快感」「動悸」「頭痛」などの体調不良としてうつの症状があらわれることがあるようなのです。通常であれば患者さん本人のうつ状態をしめす「意欲の低下」「生命観の低下」「気分の抑うつ」などがみられるのが「うつ病」の特徴とされているようですが、「仮面うつ病」の場合は、気分が沈んだり、意欲の減退、食欲の低下などがみられずに、腰痛をはじめとするような体調不良としてその症状があらわれるようなのです。慢性的に続く「腰痛」などの体調不良から、病院で検査を受けても進退的な異常がみつからないといったようなケースにおいて「仮面うつ病」がみつかるケースもあるようなのです。