女性が閉経を迎える前に、ホルモンバランスの乱れなどから体調が悪くなることを「更年期障害」などと呼びます。女性は、月経による女性ホルモンのバランスによって、体調が変化しやすいのですが、閉経を迎える頃には、そのバランスが、大きく変化することから、体調不良が起こりやすいなどとも言われています。

更年期障害の症状としては、頭痛や、めまい、気分の落ち込みや、イライラ、肩こりや、腰痛など様々な身体の箇所に影響が出てくるそうです。その他、のぼせ、動悸、手足の冷えや、不眠などといった症状が重なってくると、大変辛い方もいらっしゃるようです。

場合によっては、専門の医療機関などの受診が必要ですが、アロマなどの香りの癒しを利用して、心をリラックスさせる方々もいらっしゃるようです。

また、更年期の時期には、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌が減少していきますので、骨に蓄積されているカルシウムの量などが流出して、骨粗しょう症などの心配も出てくるようです。

エストロゲンは骨の形成を促進したりするホルモンとして知られています。何か重いものを持ったり、何か物がぶつかった時などに、肩や膝などに痛みが出ている場合、単なる肩こりや打ち身だと思っていたものが、実は、骨折であったなどということも起こりうることがあるようです 。